SPRING LOVE 春風 2021

ARTIST

John Nakayama Trio (ジョン・ナカヤマ・トリオ)

多くのアーティストのレコーディング、ライブサポートにキーボディストとして参加してきたPf.中山豪人が自作曲を発表し、ジャズの手法を用いながらジャンルにとらわれず音楽の可能性を追求するプロジェクトとして2009年に発足。2014年にファーストアルバム「JNT」を発表し各方面から高い評価を得る。2016年セカンドアルバム「Forest of Darkness」を発表。2度に渡る台湾ツアーを成功させ、jazzLife誌でも好評を得た。2019年からベースに中司和芳(GPSY VIBS)を迎え、より即興性の高いサドを生み出している。力強いタッチ、美しい旋律、疾走感と躍動感に溢れる鮮烈なサウンド。ピアノ、ドラムベースの息をもつかせぬインタープレイは深く空気感を共有し生き物のように進化する。三位一体の演奏は躍動しながら緻密に塗り込められていき、吸い込まれるように心地良い。ビル・エヴァンスから強く影響を受けたと自負する中山の紡ぎ出す旋律はダークでありながらも、そこから解放される光を感じさせ、リリカルな世界観を体現している。